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デリカシー体操 ヨシタケシンスケ [文学以外]

ヨシタケシンスケ スケッチ集 デリカシー体操
著者: ヨシタケシンスケ
出版社: グラフィック
価格: ¥ 1,296
発売日: 2016/03/07


ヨシタケさんいわく、
「日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集。」

まさに、頭に思い浮かんだものを、
メモするように描く。

実際、起きている事に対しても同様。

何気ないワンシーンも、
ヨシタケさんにかかれば、突き詰められ、
哲学的になっていく。

人間としての、生理的な面や理性、
どうしようもなく切ない時、
割り切らなければ、生きていけない人間の心情が、
画からひしひしと伝わってきます。

隠さずに見せることで、
ご自身が言われている「私は、メンタルがとても弱く、
ちょっとしたことですぐ心が折れる」
そういう多数の人たちに、
それでいいんだよと、
伝えてくれているのかもしれない。

心の根っこの部分は、
少なからず、みんな弱い部分を持っている。

共感してしまう私も、
メンタルは弱い方だと思う。





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東京會舘とわたし(下)新館 辻村深月 [作家た行]

東京會舘とわたし(下)新館
著者: 辻村深月
出版社: 毎日新聞出版
価格: ¥ 1,620
発売日: 2016/07/30


愛され続けた東京會舘。
平成二十七年一月三十一日、
最後の営業日を迎えた。


両親への反骨精神で突き進んできた作家への道。
念願叶い今、この東京會舘に再び立つ。

直木賞受賞式の会場であるこの東京會舘。

子どもの頃に連れられてきた苦い思い出以来のこの建物は、
こうして達成感の元、晴れ晴れしく、
あの時と変わらない趣きで、僕を迎え入れてくれた。

そして、僕は東京會舘の歩んできた道を、
今、小説家として、綴り残そうとしている。



東京會舘が立て替えられてからも、
人々は、建物に敬意を払い続けた。

越路吹雪さんのエピソードは、
大スターの心情を静かに表した貴重なものだ。

そして、東日本大震災を経験する。


様々な出来事が起き、
人々の心は、揺れ動く。

歴史とともに、歩んできた東京會舘。

関わったすべての人たちの、
心の拠り所としてあり続けたことは、
いつまでも、貴重な思い出として
残り続けるのだろう。



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東京會舘とわたし(上)旧館 辻村深月 [作家た行]

東京會舘とわたし(上)旧館
著者: 辻村深月
出版社: 毎日新聞出版
価格: ¥ 1,620
発売日: 2016/07/30


大正十一年、
丸の内に誕生した国際社交場である東京會舘。

時代の変遷とともに、
様々な人たちが通り過ぎて行った。

海外ヴァイオリニストコンサート
灯火管制下の結婚式・・

戦前戦後の凄まじい状況の変化。
それでも、この建物はその場に建ち続ける。

會舘に携わる素晴らしい貢献者たちの活躍が
あったがゆえに、
格式高い東京會舘がある。

いつの時代も愛され続ける所以である。

大正十二年~昭和三十九年までのエピソード



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武士道ジェネレーション 誉田哲也 [作家は行]

武士道ジェネレーション
著者: 誉田哲也
出版社: 文藝春秋
価格: ¥ 1,620
発売日: 2015/07/30


誉田氏の青春小説「武士道シリーズ」
武士道シックスティーン 」「武士道セブンティーン
武士道エイティーン」に続く作品。

あれから六年、磯山も早苗も大人になった!

桐谷道場は、
磯山香織の今後に関わっていく。

武士道とは。。

桐谷道場の玄明先生の信念を、
引き継ぐ為に、磯山が学ぶ「シカケ」と「オサメ」
新婚の早苗の夫・沢谷が師範から学んだものを、
彼女に教え込む。


守りたいもののために、

相手より圧倒的に強くて、

でも暴走しない、冷静な力を持ち、

相手を傷つけることなく、

暴力のみを封ずる。


信念と技量が備わったとき、

真の継承者に通じるのかもしれない。


男勝りで竹を割ったような性格の磯山。
我が道を突き進んでいく。
昔からのライバルであり親友である早苗との
絶妙な掛け合いが、ユニークでクスリと笑えます。

と共に、感動する場面もあり・・で、
面白い小説でした。

完結?
続編あり?



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コンビニ人間 村田沙耶香 [作家ま行]

コンビニ人間
著者: 村田沙耶香
出版社: 文藝春秋
価格: ¥ 1,404
発売日: 2016/07/27


第155回芥川賞受賞作。
とても読みやすく、面白かったです。


「普通」とは何なのか。


子どもの頃から、人は私を怪訝な目で見る。

親が私の事で、泣いている。

なぜ、泣いているのかわからない。


いつしか、自分の言葉は一切、口にせず、
行動も起こさなくなった。


そして大人になった。

18年間、コンビニバイトをしている。

36歳、独身、彼氏なし。

話し方、身の回りの物、服装などは、

すべて、周囲の人を真似ることで、

バランスをとってきた。


私には、感情がない。


成り行きで同棲することになった白羽。

彼も、社会から外れた感覚を持つ。

妹に男と住んでいると話すと「治った」?などと、大喜びされた。

喜ばれたので、しばらく飼ってみることにした。

そして、エサを与える。


飼い続けるには、もっと収入が必要である。

バイトを辞め、就活するが・・・。

結局のところ。。。




異分子を排除するような世の中。

みんな一緒が、普通なのか?

普通をみんな装っているだけなのではないのか?

大多数が理性という名のもとに、

意識的に頑張っているのではないか・・







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マリコ炎上 林真理子 [エッセイ・ルポルタージュ]

マリコ、炎上マリコ、炎上
林 真理子

by G-Tools


今やネットで思う存分叩かれる時代。

負けじと思うがままに語る。

でも、少し控えめ?!


いつものゴージャス感も垣間見れる

楽しいエッセイ集。


社会への疑問、様々な事件の異様さ、

現代の変容に目を向けながらも、

日常の細かな心の動きを描く。






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春を探しに・・・ [日記]

春の陽気。

日差しがとても強く、
外を歩く風はまだ少し涼しいけど、
空を見上げて、思い切り息を吸い込んだ。

気持ちよく、体に澄んだ空気が入ってきた。

気分が良いときは、
吐き出す息も、弾んでいて、
あーっってなる。

でも、心に一物ある時は、
ため息になってたりする。


普段、感じなかった当たり前が、
有り難いものだと、ある日思う。




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昔話法廷 NHK Eテレ「昔話法廷」制作班/編 [絵本・児童書]

昔話法廷
編: NHK Eテレ「昔話法廷」制作班
原作: 今井雅子
出版社: 金の星社
価格: ¥ 1,404
発売日: 2016/08/27


以前NHK Eテレで放送された「昔話法廷」が書籍化。

昔話として名高い「三匹のこぶた」「カチカチ山」
そして「白雪姫
この3件の裁判の様子が描かれています。

三匹のこぶた。
この事件の被告人は三男ブタのトン三郎だ。
オオカミ死亡は、殺人罪にあたるのか、
それとも正当防衛が認められるのか。



裁判員の立場から、法廷が語られます。
子どもの読み物で片付けられない
複雑な問題に発展しています。
視点を変えて、読んでみてください。(^。^;)


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まことの華姫 畠中恵 [作家は行]

まことの華姫
著者: 畠中恵
出版社: KADOKAWA
価格: ¥ 1,512
発売日: 2016/09/28


江戸両国、見世物小屋は大盛況。

芸人月草が操る木偶の姫様人形は、
真実の目を持つ「まことの華姫」と有名で、
その美しさも相成り、通い詰める者も多い。

地回り親分の山越の元、娘のお夏も、
大層、華姫を気に入り、共に居る事が多かった。

大人しめな月草と、少々辛口な姫様人形。
月草が声色を変えて、話をしている・・・。

次々に起こる剣呑な事件。
真実を求めて皆、華姫の元に集まる。


そんな月草にも、辛い過去があった。

事件解決に向け、
華姫の目は、此度も真実を見据える。



その昔、真実を語る井戸があった。
そこから出た二つの玉。
その玉を目に持つ華姫は、
不思議な力があるという・・・。




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しゃばけ漫画 仁吉の巻 佐助の巻 畠中恵/原作 [文学以外]

しゃばけ漫画 仁吉の巻 (新潮文庫 は 37-48)
原作: 畠中恵
漫画: 高橋留美子ほか
出版社: 新潮社
価格: ¥ 464
発売日: 2016/11/28


しゃばけ漫画 佐助の巻 (新潮文庫 は 37-49)
原作: 畠中恵
漫画: 萩尾望都ほか
出版社: 新潮社
価格: ¥ 464
発売日: 2016/11/28


しゃばけシリーズの原作を基に、
様々な漫画家さんのタッチで、
オリジナリティ溢れる物語が集められています。

ソフトタッチな画から、怪奇迫る画まで、
また、江戸の世から、現代までと、
時代背景も自由です。

原作の挿絵を描く柴田ゆうさんの、
かわいい4コマ漫画もあります(佐助の巻)


一風変わったしゃばけでございます。



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