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荒神絵巻 原作 宮部みゆき 絵・文 こうの史代 [作家ま行]

荒神絵巻
原作: 宮部みゆき
絵と文: こうの史代
出版社: 朝日新聞出版
価格: ¥ 1,296
発売日: 2014/08/20


以前、小説「荒神」、宮部みゆき氏の原作を読みました。

山の土の化身である怪物<つちみがどさま>

イメージとして、頭に描いていたものと、感じは同じでした。


小説とは、一味違う柔らかさがあるこの絵巻。

小説で感じた恐ろしさは、自分で作り出せる風景であったり、

人物や怪物であったり、自由に描ける事から来たもので、

それぞれ読む人によって違うのに対し、

絵巻は、そのままを受け入れられ、読みやすいと思いました。







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過ぎ去りし王国の城 宮部みゆき [作家ま行]

過ぎ去りし王国の城
著者: 宮部みゆき
出版社: KADOKAWA/角川書店
価格: ¥ 1,728
発売日: 2015/04/24


宮部氏の作り出す異世界は、

ふとした瞬間に入り込んでしまいそうな異次元が、

本当にあるような、

まるで、小説の中に自分が入ってしまう感覚を、

実際に描いてしまったような不思議さがあります。



古城の絵の中に、分身であるアバターを描きこみ、

自分の意識を絵の世界に飛ばす。


過去に起こった少女の行方不明事件との関連性。


絵の中の少女。


過酷な状況に陥れながらも、

少女を救う為に、ぼくたち3人は、

危険を顧みず、古城へ進む。


成功した暁には、

未来が変わる可能性も。


運命は、如何に。



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悲嘆の門 上・下 宮部みゆき [作家ま行]

悲嘆の門(上)
著者: 宮部みゆき
出版社: 毎日新聞社
価格: ¥ 1,728
発売日: 2015/01/15

悲嘆の門(下)
著者: 宮部みゆき
出版社: 毎日新聞社
価格: ¥ 1,728
発売日: 2015/01/15


迫力の上下巻、読了です。


以前発刊された「英雄の書」とリンクし、

別の〈領域〉リージョンである〈無名の地〉が、

再び現れる。


存在するが実在しない、〈概念〉が生み出す言葉。

その〈言葉の生まれ出る領域〉の守護戦士であるガラは、

〈無名の地〉に捕らわれし我が子オーゾを救う為に、

人々の〈渇望〉を自らの大鎌に蓄え続ける。


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透明カメレオン 道尾秀介 [作家ま行]

透明カメレオン
著者: 道尾秀介
出版社: KADOKAWA/角川書店
価格: ¥ 1,836
発売日: 2015/01/30


軽快なタッチで、明るく進むストーリーかと思いきや、

最後の最後で、急展開を遂げるという、

道尾さんの本で一番好きな「カラスの親指」を思い出させる

これぞ道尾ワールド!というような作りです。

ストーリーは、こちらの方が重いですが。




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火花 又吉直樹 [作家ま行]

火花
著者: 又吉直樹
出版社: 文藝春秋
価格: ¥ 1,296
発売日: 2015/03/11


隙間なく並べられた文字は、

論理的で、理屈に満ちていていて、

それでいて物語の情景がはっきりと浮かんでくる。

会話の一つ一つに心情が表れていて、

人間模様がとてもよく伝わってくる。



売れない芸人。


つかみどころのない神谷先輩に、

真っ当である事に迷いがある後輩徳永。


神谷の豪快さや、やることなすことに度肝を抜かれるが、

いつも後をついていく徳永。

何が正しいのか、何が面白いのか、

どう生きていけばいいのか、

神谷の中からそれを見つけようとしていたのだろうか。


根本的に違う二人。

それでよいのだ。


個性と変人の境目は、

見る人によって違う。

真似ではなく、

自分であり続けることが大切なのだ。




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図書館奇譚 村上春樹 [作家ま行]

図書館奇譚
著者: 村上春樹
イラスト: カット・メンシック
出版社: 新潮社
価格: ¥ 1,944
発売日: 2014/11/27


黒がよく似合う奇妙な作品。

イラストと、文章が共鳴しあい、

暗黒の世界へ誘う。


奇怪な老人に、閉じ込められた図書館の地下。

案内・世話役の羊男。

そして、謎の美少女

知識を詰め込んだ僕の脳みそを、

老人が吸うらしい。


特殊な空間に閉じ込められ、

本の世界なのか、幻想か、

僕の前に現れる美少女が、

新月の時に、ここから逃げなさいと言う。

老人が唯一眠る新月の時、

羊男と共に、長い地下の廊下を歩く。

出口に辿り着くと、そこには、

眠っているはずの老人が。

・・・・。



家では、心配性の母と、ムクドリが、

僕の帰りを、

待っている。





(「ふしぎな図書館」 絵:佐々木マキ

も同じストーリーです。

イラストがソフトで、受ける印象が全く違います。

ぜひ、読み比べてみてください)




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獏の檻 道尾秀介 [作家ま行]

貘の檻
著者: 道尾秀介
出版社: 新潮社
価格: ¥ 1,944
発売日: 2014/04/22


子どもの頃の記憶。

思い出したくない記憶。

悪夢となって、夜を脅かし続ける。


生きる気力を失くし、電車を待つ。

その時、記憶から甦るがごとく、

あの女・美彌子が、

私を見据えたまま電車に吸い込まれ、

死んだ。


かつて、父が容疑者となった事件。

美彌子は、生きていた。

彼女の目は、何かを訴えていた。

大人になった今、

自分を悩ませ続けていた悪夢に決別すべく、

あの時、何があったのか、

本当の事を知るために、

あの村に、行くことにした。


破たんしてしまった妻と子の俊との生活。

恐怖の記憶を消す薬にたより、

やるせない思いが、続く。

数日預かることになった俊と共に、

過去の記憶が残るあの土地に向かう。


昔から、親身になってくれた三ツ森は、

今も、自分を気遣ってくれた。

そこで知り合うカメラマンの彩根。


不可解な俊の連れ去り事件。

真実を探し求めていったその先には・・・・。



真実とは違った思い込みが、

それぞれを苦しめ、

自責の念を抱かせてしまっていた。




温かい息子の手のぬくもりは、

何よりも心を癒してくれた。





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カラフル 森絵都 [作家ま行]

カラフル
著者: 森絵都
出版社: 講談社
価格: ¥ 1,620
発売日: 2011/11/12


1998年に理論社から出版され、

2011年に講談社より出版されています。

言わずと知れたベストセラー。

映画にもなっているそうです。

昔から気にはなっていたのですがなかなか読む機会がなく、

最近、目の前に現れた黄色い装丁本。

思わず、読み始めてしまいました。

児童書なので、スラスラ読めます。



大切なものは、案外近くにあって、

見逃しがちで、気付かない。

目の前のことだけに目を向けず、

じっくり周りを見てみよう。

気の持ちようで、

くすんで見えていた風景も、

突然、きれいで鮮やかな色に変わる。

決して、投げ出さずにいれば、

やがて本当の色が見えてくる。


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荒神 宮部みゆき [作家ま行]

荒神
著者: 宮部みゆき
出版社: 朝日新聞出版
価格: ¥ 1,944
発売日: 2014/08/20


恐ろしい物語です。

でも、面白かったです。

登場人物それぞれの役どころ、性格にぶれがなく、

納得な展開で、無駄が一切なく、

とても気持ちよく読むことができます。

流石です。





時は元禄。

東北の仁谷村が一夜のうちに壊滅した。

強烈な腐臭、無惨な骸、

これは、人の仕業ではない。


古くからある二つ藩の諍い。

その因縁が導きだした禍とは・・。


呪詛の力で作られた<つちみがどさま>。

人々を食らい、村を破壊している怪物は、

見境なく暴れまくる。


その化け物を鎮められるは、

柏原家に生まれし秘めた力を持つ者だけ。


荒らされた寺の六角堂。

中の封印された奉納絵馬が盗まれた事件。


時を同じくして関わりあう者たちに課せられた運命。

皆、導かれるべくして、その場に辿り着く。



何が真で、何が偽りか。



山で目覚め、怪物と化した〈つちみかどさま〉。

人々の運命は如何に。



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ターミナルタウン 三崎亜記 [作家ま行]

ターミナルタウン
著者: 三崎亜記
出版社: 文藝春秋
価格: ¥ 1,836
発売日: 2014/01/15


実際には有り得ない世界で、

意識を集中させるのに大変でした。


トンネルを種から育てる隧道士。

闇を率いて、その行く先に導く。

父からの隧道士としての資質を受け継いだ理沙。


かつてターミナル駅として繁栄していた静ヶ原。

通過駅になってからは,

衰退の一途を辿っていた。


以前、500人以上を乗せて、忽然と消えた「451列車」

人々の思いなのか、決まった時間に線路に現れる光。

鎮魂の為の隧道は、理沙の父が残した

鳴先隧道に導かれていた。



影を失った人々。

見えない「タワー」に秘められた謎。


様々な思惑が、静原町に渦巻く。









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