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希望荘 宮部みゆき [作家ま行]

希望荘
著者: 宮部みゆき
出版社: 小学館
価格: ¥ 1,890
発売日: 2016/06/20


誰か」「名もなき毒」「ペテロの葬列」に続く杉村三郎シリーズです。

ドラマで観た「名もなき毒」「ペテロの葬列」の
杉村役・小泉孝太郎氏が
ずーっと頭の中で登場していました(^。^;)

ただ事件を解決に導くだけではなく、
杉村氏や登場人物、事件の深底に人間味があるところが、
この小説の魅力だと思います。



杉村三郎は、家族も仕事も失い
実家に戻り生活する中、
以前、数々の事件に巻き込まれていた(引き寄せていた)経歴が、
地元の探偵事務所の目にとまり、
ある事件に関わることになる。

その後、地元から離れ、
単独で東京に探偵事務所を構えることになった杉村。
やはり事件を呼ぶのか?!依頼が舞い込む。

事件を解決する上で大切な事。
関わりのあるすべての人たちの思惑、希望、心情を把握する。
言葉の裏に隠された本当の意味を解明するために、
杉村は持ち前の洞察力を発揮する。

今回も、難事件を次々に解決に導いていく。



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コンビニ人間 村田沙耶香 [作家ま行]

コンビニ人間
著者: 村田沙耶香
出版社: 文藝春秋
価格: ¥ 1,404
発売日: 2016/07/27


第155回芥川賞受賞作。
とても読みやすく、面白かったです。


「普通」とは何なのか。


子どもの頃から、人は私を怪訝な目で見る。

親が私の事で、泣いている。

なぜ、泣いているのかわからない。


いつしか、自分の言葉は一切、口にせず、
行動も起こさなくなった。


そして大人になった。

18年間、コンビニバイトをしている。

36歳、独身、彼氏なし。

話し方、身の回りの物、服装などは、

すべて、周囲の人を真似ることで、

バランスをとってきた。


私には、感情がない。


成り行きで同棲することになった白羽。

彼も、社会から外れた感覚を持つ。

妹に男と住んでいると話すと「治った」?などと、大喜びされた。

喜ばれたので、しばらく飼ってみることにした。

そして、エサを与える。


飼い続けるには、もっと収入が必要である。

バイトを辞め、就活するが・・・。

結局のところ。。。




異分子を排除するような世の中。

みんな一緒が、普通なのか?

普通をみんな装っているだけなのではないのか?

大多数が理性という名のもとに、

意識的に頑張っているのではないか・・







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スタフ staph 道尾秀介 [作家ま行]

スタフ staph
著者: 道尾秀介
出版社: 文藝春秋
価格: ¥ 1,728
発売日: 2016/07/13


ランチワゴンを経営する夏都。
別れた旦那がローンと共に残していったワゴン。
お客もそこそこ来て、
ある微妙な数学教師も通ってくる。

ある時、保健所を装い乗り込んできた若者に、
ワゴンごと連れ込まれた先には、
中学生アイドルのカグヤとその取り巻きがいた。

カグヤの姉は結婚を控えた有名な女優
昔のスキャンダルの証拠写真を消す為に、
夏都は拉致されたようだ。

が、人違いだった。

乗りかかった船というか、夏都の性分というか、
預かっている姉の息子である智弥が
カグヤのファンであると
思い込んでいたこともあり、
この件に、関わることになる。

数学教師と智弥も、仲間に加わり、
事に挑む。

写真の削除は、簡単なものではなかった。
色々な思惑が、事件を難解にしていった。



事の真相は、
あまりにも予想に反するもので、
同時に、登場人物が中学生だった事を
改めて思い知らされたラストでした。

エンターテイメント性が高く、
時々、クスッと笑えたりも。







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ユートピア 湊かなえ [作家ま行]

ユートピア
著者: 湊かなえ
レーベル: 集英社
価格: ¥ 1,512
発売日: 2015/11/26


笑顔の裏に隠された真実の顔。

善意と悪意は表裏一体。

以前起こった殺人事件。
犯人は未だ捕まってはいない。


海辺の田舎町に住み、仏具店を営む菜々子。
この町に転勤で越してきた光稀。
そして、この地にアトリエを建てた健吾と共に住む
陶芸家のすみれ。

菜々子の娘・久美香、光稀の娘・彩也子。
事故で車椅子に乗る久美香の友達である彩也子。

彩也子の作文がきっかけで、
すみれを中心に慈善活動を始めるも、
それぞれの思惑が、本音と建て前を交錯させる。

そんな中、殺人犯が顔を整形して
この町に住んでいるという噂が・・。

ある日、久美香と彩也子が誘拐?!され。。。
すみれのアトリエが火事になり・・・


封印された過去。

すべてのピースがはまった時、
真実が明らかになる。



大人の事情、心情がとても伝わってきます。

子供は見ています。









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神様に一番近い動物 水野敬也 [作家ま行]

神様に一番近い動物 ~人生を変える7つの物語~
著者: 水野敬也
出版社: 文響社
価格: ¥ 1,490
発売日: 2016/03/09


「夢をかなえるゾウ」で有名な水野氏の著書。

かわいいイラストが、和みます。


命とは何か。

動物から人間へのメッセージ

牛として生まれ、やがて身を犠牲にする。
定めとして受け入れるも、
同じ命を持つ人間は、
その身を捧げる者はいない。

ならば、この牛の命、
食す事、皮ジャンになる事、
すべてにおいて、
いただく人間は、感謝し、大事に扱うべきである。

最後の、牛がネズミと共に書いた文章。
ジーンときました。

私たち人間の命は、
こうした動物たちの命からいただいたもの。

いただきますの意味を、
改めて思い、
心から命の繋がりを認識すべきである。


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うちのご近所さん 群ようこ [作家ま行]

うちのご近所さん
著者: 群ようこ
出版社: KADOKAWA/角川書店
価格: ¥ 1,512
発売日: 2016/02/27


長く住んでいると、
色々な近所の情報が入ってくる。

情報通なおばさんが、
いつも目を光らせていて、
近所事情に、やけに詳しい。

マサミは、この家で生まれ育ち早40年。
家を出ようと思いながらも、居ついている。

迷惑者であるギンジロウや、
同級生の四角顔のオサム、
いつの間にか住み着き、風のように去っていったインド人たち
みんなから慕われているセンドウさん夫婦・・・

マサミの周りには、気になる人たちがいっぱい。

近所付き合いが希薄になった現代、
今でも、地域によっては、
濃厚なところもあるのです。

良い面、悪い面、多々あると思いますが、
人と人の繋がり、素敵ですね。



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優しい言葉―パンとスープとネコ日和 群ようこ [作家ま行]

優しい言葉―パンとスープとネコ日和
著者: 群ようこ
出版社: 角川春樹事務所
価格: ¥ 1,512
発売日: 2015/12


パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4),
福も来た パンとスープとネコ日和に続く第3弾。

母の店を引き継ぎ、試行錯誤を繰り返し、

自分のお店を作り上げたアキコ。

当初から手伝ってくれているしまちゃんはじめ、

周りの温かい人たちに助けられ、

そして、愛猫たろと共に歩んできた。

そのたろが、亡くなり、

今、新たに2匹の猫、たいとろんが傍に居る。


ニューメニューの開発や、

ライバル店の出店など、日々情勢は変わっていく。

でも、ゆっくり、自分たちの思うまま、

誠実に、丁寧に、時を過ごしていく。

そんな、ほっとできる空間に居る事が、

私のやり方

張り合いである猫たちのパワーに押されながらも、

日々、時間は流れていく。



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荒神絵巻 原作 宮部みゆき 絵・文 こうの史代 [作家ま行]

荒神絵巻
原作: 宮部みゆき
絵と文: こうの史代
出版社: 朝日新聞出版
価格: ¥ 1,296
発売日: 2014/08/20


以前、小説「荒神」、宮部みゆき氏の原作を読みました。

山の土の化身である怪物<つちみがどさま>

イメージとして、頭に描いていたものと、感じは同じでした。


小説とは、一味違う柔らかさがあるこの絵巻。

小説で感じた恐ろしさは、自分で作り出せる風景であったり、

人物や怪物であったり、自由に描ける事から来たもので、

それぞれ読む人によって違うのに対し、

絵巻は、そのままを受け入れられ、読みやすいと思いました。







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過ぎ去りし王国の城 宮部みゆき [作家ま行]

過ぎ去りし王国の城
著者: 宮部みゆき
出版社: KADOKAWA/角川書店
価格: ¥ 1,728
発売日: 2015/04/24


宮部氏の作り出す異世界は、

ふとした瞬間に入り込んでしまいそうな異次元が、

本当にあるような、

まるで、小説の中に自分が入ってしまう感覚を、

実際に描いてしまったような不思議さがあります。



古城の絵の中に、分身であるアバターを描きこみ、

自分の意識を絵の世界に飛ばす。


過去に起こった少女の行方不明事件との関連性。


絵の中の少女。


過酷な状況に陥れながらも、

少女を救う為に、ぼくたち3人は、

危険を顧みず、古城へ進む。


成功した暁には、

未来が変わる可能性も。


運命は、如何に。



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悲嘆の門 上・下 宮部みゆき [作家ま行]

悲嘆の門(上)
著者: 宮部みゆき
出版社: 毎日新聞社
価格: ¥ 1,728
発売日: 2015/01/15

悲嘆の門(下)
著者: 宮部みゆき
出版社: 毎日新聞社
価格: ¥ 1,728
発売日: 2015/01/15


迫力の上下巻、読了です。


以前発刊された「英雄の書」とリンクし、

別の〈領域〉リージョンである〈無名の地〉が、

再び現れる。


存在するが実在しない、〈概念〉が生み出す言葉。

その〈言葉の生まれ出る領域〉の守護戦士であるガラは、

〈無名の地〉に捕らわれし我が子オーゾを救う為に、

人々の〈渇望〉を自らの大鎌に蓄え続ける。


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