So-net無料ブログ作成
メッセージを送る
作家た行 ブログトップ
前の10件 | -

東京會舘とわたし(下)新館 辻村深月 [作家た行]

東京會舘とわたし(下)新館
著者: 辻村深月
出版社: 毎日新聞出版
価格: ¥ 1,620
発売日: 2016/07/30


愛され続けた東京會舘。
平成二十七年一月三十一日、
最後の営業日を迎えた。


両親への反骨精神で突き進んできた作家への道。
念願叶い今、この東京會舘に再び立つ。

直木賞受賞式の会場であるこの東京會舘。

子どもの頃に連れられてきた苦い思い出以来のこの建物は、
こうして達成感の元、晴れ晴れしく、
あの時と変わらない趣きで、僕を迎え入れてくれた。

そして、僕は東京會舘の歩んできた道を、
今、小説家として、綴り残そうとしている。



東京會舘が立て替えられてからも、
人々は、建物に敬意を払い続けた。

越路吹雪さんのエピソードは、
大スターの心情を静かに表した貴重なものだ。

そして、東日本大震災を経験する。


様々な出来事が起き、
人々の心は、揺れ動く。

歴史とともに、歩んできた東京會舘。

関わったすべての人たちの、
心の拠り所としてあり続けたことは、
いつまでも、貴重な思い出として
残り続けるのだろう。



nice!(14)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

東京會舘とわたし(上)旧館 辻村深月 [作家た行]

東京會舘とわたし(上)旧館
著者: 辻村深月
出版社: 毎日新聞出版
価格: ¥ 1,620
発売日: 2016/07/30


大正十一年、
丸の内に誕生した国際社交場である東京會舘。

時代の変遷とともに、
様々な人たちが通り過ぎて行った。

海外ヴァイオリニストのコンサート、
灯火管制下の結婚式・・

戦前戦後の凄まじい状況の変化。
それでも、この建物はその場に建ち続ける。

會舘に携わる素晴らしい貢献者たちの活躍が
あったがゆえに、
格式高い東京會舘がある。

いつの時代も愛され続ける所以である。

大正十二年~昭和三十九年までのエピソード。



nice!(16)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

きのうの影踏み 辻村深月 [作家た行]

きのうの影踏み (幽BOOKS)
著者: 辻村深月
出版社: KADOKAWA/角川書店
価格: ¥ 1,620
発売日: 2015/09/26


現代の怪談話の短編集。

中には、辻村氏本人の名も出てくるお話も。。

全くのフィクションではないところに怖さを感じます。


世の中には、説明のつかない不思議な出来事が多々あります。

実際に、私も不思議な経験がたくさんあります。

でも、お化けは、見たことはありません。

現実主義で、常に事象に理由を求める私ですが、

納得できない事が起こるのです。


窓に手の跡が現れたのは、序の口で、

奥にしまいこんだものが、倒れることなく違う場所に置かれてあったり・・。

何年も前から、たまに不思議な事が起こります。


家族全員が、確認していることなので気のせいではないのです。

どれも、怖いとは思わないのが謎です。

なんだろうーと、流すのみ。

何気に、受け入れているのだと思います。


中には、意味が分かるものもありました。

祖父母の家で、数か月暮らしていた時の事。

私は、2階の部屋で一人で寝ていました。

物置として使っていた裏部屋が、

その部屋と隣の部屋をまたぐような形で、

壁を隔てた場所に細長くありました。

毎晩、その裏部屋を歩くスリッパの音が聞こえるのです。

当時、中学生だった私は、その時は怖くて怖くて、

思わず「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・」と心で唱えたものの、

一向に止むことなく、毎晩聞こえてくるのでした。


さすがに参っていたある朝、

祖父母が毎朝お参りしている先祖代々の仏壇に、

それまで知らんふりしていた私もお参りしてみました。

すると、その夜から、スリッパで歩く音は止んだのです・・・。


きっと、ご先祖様が大事にしてほしいと、知らせてくれたのだと、

今も信じています。




nice!(22)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

朝が来る 辻村深月 [作家た行]

朝が来る
著者: 辻村深月
出版社: 文藝春秋
スタジオ: 文藝春秋
価格: ¥ 1,620
発売日: 2015/06/15


子どもが欲しいが授からなかった夫婦。

事情により子どもを育てられない母親。

その架け橋になり、両方の望みを叶えようと、

活動していた施設。


栗原家は、養子として朝斗を育て、幸せに暮らしていた。

突然、生みの親と名乗る女から連絡が来た。

脅迫めいた言い分に、不信感を募らせる。


中学生だったあかり、両親が教師という厳格な家に生まれ、

不自由なく暮らせるはずだった。

両親への反発、自由を求めた結果、宿ってしまった命。

大きくなったお腹の子は、産む選択しかなく、

事情のある妊婦が集う施設に入る。


無事、生まれた赤ちゃんは、優しそうな夫婦に引き取られていった。

「ありがとうございます、よろしくおながいします。」



一度、レールを外れると、

悉く、進行方向が変わり、もがき苦しみ、自分の不甲斐なさを知る。

誰も頼れない。

世間も知らない。

どん底まで落ちてしまった時、

一縷の望みを、産んだ子の育ての夫婦にかけてしまった。


ごめんなさい。



元気で幸せそうな子どもの表情。

これからの人生の光になることを祈ります。







nice!(12)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

盲目的な恋と友情 辻村深月 [作家た行]

盲目的な恋と友情
著者: 辻村深月
出版社: 新潮社
価格: ¥ 1,620
発売日: 2014/05/22


読み終えての一声が、「コワー」でした。

面白かったです。



恋に盲目になった美しい蘭花。

一途になり過ぎて、彼に執着してしまう。

指揮者として、将来が期待された彼だったが、

スキャンダルが発覚し、未来は閉ざされた。

荒んでいく彼を、蘭花は支えていくも、

いつしか彼は金をむさぼるようになり、

逃げられないように、脅すようになっていった。


一方、蘭花との友情を確かなものとすることを、

心の拠り所とした留利絵は、

昔から自分の顔にコンプレックスを抱き、

意固地で、自己中心的で、誰よりも嫉妬深かった。


蘭花に自分だけを選んでほしい。

歪んだ友情。



すべて、自分の為。







nice!(17)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

ハケンアニメ! 辻村深月 [作家た行]

ハケンアニメ!
著者: 辻村深月
出版社: マガジンハウス
価格: ¥ 1,728
発売日: 2014/08/22


「ハケンアニメ」とは「覇権アニメ」の事で、

そのクールの中で一番ヒットした

アニメがもらえる称号。


タイプの違う、2人のアニメ監督、王子と斉藤。

彼らの周りで支える人々。

同時期に放送の二つのアニメ。


互いを意識するのではなく、

精一杯、自分の作品に力を注ぎ、

妥協を許さず、時には周りとトラブルにもなるが、

良いものを作り上げようとする気持ちは、

二人とも、本物だ。


アニメーターとして神画を描くと言われる並澤。

彼女は、両方の作品の絵を描いていた。

並澤が携わったアニメのロケ地でのイベントを通し、

今までの狭い視野、凝り固まった見識が、

解き放たれていく。


自分にない「リアル充実」に、あこがれつつも、

偏見を持っていた。

アニメ=オタクだと、意固地になっていたのは、

自分だった。



夢を与え続けてくれるアニメーション。

いつの時代も、真剣に作品と向かい合う

作家をはじめ、作品に携わるたくさんのスタッフに

支えられて作られている。



nice!(19)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

家族シアター 辻村深月 [作家た行]

家族シアター
著者: 辻村深月
出版社: 講談社
価格: ¥ 1,620
発売日: 2014/10/21


家族ゆえに言いたいことを言い合える。

傷つき、憎いと思うこともある。

言いすぎることもある。


長い年月を経て、

尖った感情も、丸みを帯び、

お互い笑える日が来る。

きっと来る。


この本にある7つの物語は、

そんな家族の温かい愛情が感じられます。


愛情があるからこそ、

本音でぶつかり合える、

そして、いずれ分かり合える。

理想の家族像が、ここにあります。





nice!(10)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

島はぼくらと 辻村深月 [作家た行]

島はぼくらと
著者: 辻村深月
出版社: 講談社
価格: ¥ 1,575
発売日: 2013/06/05


瀬戸内海の小さな島である冴島。

本土の高校にフェリーで通う4人。

島の子は、いつか本土へ渡る。

残されたものの寂しさ。

故郷への思い。

複雑な想いを抱える17歳。


本土から渡り住むIターンの人々。

それぞれの思いを抱えながら、

強く生きようとしている。


島を守る重圧。

そして、覚悟。



続きを読む


nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

サクラ咲く 辻村深月 [作家た行]

サクラ咲く (BOOK WITH YOU)
著者: 辻村深月
出版社: 光文社
価格: ¥ 1,000
発売日: 2012/03/17


辻村さんが描く児童書です。

学校を中心とする背景で、
とても前向きで、さわやかな印象です。

中学生くらいに感じた悩みや、迷いを、
ストレートに、そして、励ますような、
え、辻村さん?と一瞬思える短編小説です。


素直な気持ちになれる1冊です。



nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:

鍵のない夢を見る 辻村深月 [作家た行]

鍵のない夢を見る
著者: 辻村深月
出版社: 文藝春秋
価格: ¥ 1,470
発売日: 2012/05/16


第147回直木賞受賞作品。

幸せになりたいだけなのに・・・。

なぜ、思い通りにいかないのだろう。


夢、

儚い夢、

ささやかな夢、

夢を叶える鍵を手に入れるためには、

どうすればいいのだろう。


続きを読む


nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:
前の10件 | - 作家た行 ブログトップ