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あの頃トン子と 城 明 [作家さ行]

あの頃トン子と
著者: 城 明
出版社: 講談社
価格: ¥ 1,620
発売日: 2017/01/18


かなり、あんまりだ。

文章の在り方は、置いておいて・・・。
久々に愕然としてしまう話を読みました。

・・人情的に、いかがなものか。


養豚を営む洋一が、
子豚にトン子と名付けて芸を教えた。
面白がった幼馴染のマナブが、
指導に夢中になってしまい、
トン子は、色々芸を覚え、
「トンコ」「エサ」という言葉も発するようになった。

優秀なトン子は、有名になり、
テレビで紹介されると、人気急上昇。
東京で、活動するまでに・・。
しかし、無理をし続けたトン子は、ついに!

その後、田舎に戻り、普通の豚と同じように育て・・・・

?!?!?!





えええ。
放っりっぱなしかい。

トン子が可哀想過ぎる。


主夫のトモロー 朱川湊人 [作家さ行]

主夫のトモロー
著者: 朱川湊人
出版社: NHK出版
価格: ¥ 1,728
発売日: 2016/05/26


現実的な日常をリズミカルに描く、
とても読みやすい小説です。

会社勤め人から主夫になったトモロー。
インテリアデザイナーとして、
バリバリ会社で働く妻を支え、
愛娘チーコの育児も担当、
日々、忙しく暮らしていた。

チーコを連れて公園通いをするも、
子ども連れは、母親ばかり。
通い続けるのは、至難の業。
世の中を、思い知る。

しかし、若いやんちゃパパと知り合い、
イクメン同志になる。
しかし、様々なトラブルにも直面する・・・。


女性が育児をする事を、
当たり前だと思ってはならない。

外で仕事をしてきたトモローだから、
主夫として家庭を守る立場の苦労が、
痛いほどわかった。

外で働く事と、同じくらい大変なのだ。

最近は、イクメンが増えている?のかもしれませんが、
夫婦で家庭の事、子供の事に関わることで、
大変だけど、楽しい、
そんな視野の広い人々の世の中になれば、
もっとゆったり生きられるのでは・・。

そう感じさせてくれる小説でした。









今日からは、愛のひと 朱川湊人 [作家さ行]

今日からは、愛のひと
著者: 朱川湊人
出版社: 光文社
価格: ¥ 1,728
発売日: 2015/06/18


記憶を失くした天使?追いかける悪魔?

灰色の幽霊・・・・。

何かが、違うような・・。



人の数だけ世界があって、
同じものを見ていても、
それぞれ感じ方や見え方が違うように、
人は、それぞれの認識の中で生きている。

パラレルワールド。

ある人の世界に、呼び寄せられた3人。
次元を超えて、辿り着いた世界は、
自分にとって、心地よい場所だった。

最悪な過去。
その中の自分は、大事なことに気付けなかった。
否定し続けるだけで、
他人の事は考えなかった。

育った環境、家族によって、
歪められた道。
その場に身を置き続け、何も見出せないまま、
大人になった。
鬱積した思いは、行き場を失くし、
やがて・・・。

過去を変えることはできない。
でも、今の気持ちを変えることはできる。

違う世界で体験した思いやり。


気付かせてくれた。




たんぽぽ団地 重松清 [作家さ行]

たんぽぽ団地
著者: 重松清
出版社: 新潮社
価格: ¥ 1,728
発売日: 2015/12/22


次元を超えた感動作。

流石の重松氏ワールドです。


昭和、全盛だった団地。

今や、住む人も少なくなり、存続の危機となっている。


かつて、この地で行われたドラマ撮影

当時の主役だったワタルの思いは、

ドラマの続編を撮る事だった。


たんぽぽ団地の秘密」


当時を知る祖父や父。

携わった人々。

亡くなった祖母の思いは、

続編のシナリオとして、眠っていた。


全盛だった時期、活気ある風景、

「時空たつまき」によって、

当時のワタルが見せてくれた幻。


忘れていた心。

大切な約束。


昭和の古き良き時代の温かい人情が、

現代の私たちに教えてくれた事。


今、この地に関わったすべての人たちが、

時代を超えて、終結した。

未来に向かう私たちへの、

大切なメッセージ







無限のビィ 朱川湊人 [作家さ行]

無限のビィ (文芸書)
著者: 朱川湊人
出版社: 徳間書店
価格: ¥ 2,484
発売日: 2015/03/10


魂だけの存在。

生命体の中に入り込み、その命を繋いできた。

我の名は、無限のビィ。

同類であるエイと出会う事を目標に、

人間界を彷徨う。


小学生の信悟は、念じると物を操れる能力を持っていた。

信悟の通う小学校に赴任してきた女性教師

彼女が現れてから、この町に不可解な事件が起こり始めた。

10年前、この地で起こった脱線衝突事故。

様々な思惑と因縁が、入り交じったこの地で、

何が起こっているのだろうか。


狂暴化した無限のビィ。

街が荒れていく。

どうすれば、事態を収拾できるのか。


身体を乗っ取られ、捨てられた先には、

魂のない身体だけが残される。

彷徨いし魂は、何処へ。



不可解な永遠の魂は、どこから来たのか。






ホテルローヤル 桜木紫乃 [作家さ行]

ホテルローヤル
著者: 桜木紫乃
出版社: 集英社
価格: ¥ 1,512
発売日: 2013/01/04


第149回直木賞受賞作。

釧路市出身の桜木さん。

露骨な題材ですが、

表現が、柔らかく、静寂さを感じる独特の描写で、

不快感を与えない不思議さがあります。


釧路湿原を背景に、ひっそり佇むホテルローヤル

今や、閉鎖され、廃墟と化している。


このホテルに関わった人々。

戸惑い、欲望、寂しさ。


日常と非日常の間で、揺れ動く人間模様。


時は、開業の経緯までさかのぼる。


そして、時は容赦なく、流れ続ける。


冥の水底 朱川湊人 [作家さ行]

冥の水底
著者: 朱川湊人
出版社: 講談社
価格: ¥ 1,944
発売日: 2014/10/29


それは、人里離れた山奥に、

ひっそりと住むという。

人間と、人間ではない生き物の性質を持つ

「マガチ」


初恋の彼女が住む東京

マガチであるシズクは、上京し、

人間として生活する。

何も知らないシズクには、辛い毎日だった。

唯一の心の支えは、

彼女への、出せない手紙を書くことだった。



謎の生物「マガチ」を追って、記者である光恵は、

ある不気味な遺体写真

友人であり医師である市原の所に持ってきた。

その写真に写っていたのは、

顔は狼、体は人間というものだった。

その後、光恵は行方不明となり、

市原は、息子の一真と共に光恵を探すことに。


「マガチ」にかかわるな。


マガチからの恐ろしい警告。

そして、一真までが、行方不明に。


市原は、2人を救うために、奔走する。



マガチは、決して恐ろしいものではない。

とてもピュアな生き物である。


人間社会で、様々な出来事に触れ、

気持ちが、変化していく。


生きづらくしている社会でも、

常に、善と向き合う心を持つ葛藤は、

計り知れない。


「力」を持つがゆえに、抗えない現実があった。



流星ワゴン 重松清 [作家さ行]

流星ワゴン (講談社文庫)
著者: 重松清
出版社: 講談社
価格: ¥ 788
発売日: 2005/02/15


ドラマで、号泣した「流星ワゴン」。

原作である小説を読みました。


妻の美代子の設定や、

その他細かな事に違いはありますが、

ほぼドラマは原作に準じてます。


事故で亡くなった橋本さんと子の健太。

母親とのエピソードも小説では、サラリとしています。



タイムスリップするワゴンに乗り、

やり直したい過去へ行くも、

決して、未来は変わらず。

運命の分かれ道さえわからなかったカズオ。

あの時の大切さ、気持ちを再認識し、

ワゴンから降ろされた場所の意味を知る。



チュウさん(香川さん)と、カズオ(西島さん)が

小説を読みながら、頭の中に常に登場していました。



ラストは、ちょっと違っていました。

私は、ドラマの方が好きです。





すえずえ 畠中恵 [作家さ行]

すえずえ
著者: 畠中恵
出版社: 新潮社
価格: ¥ 1,512
発売日: 2014/07/31


しゃばけシリーズ第13弾。

若旦那もお年頃?!

妖たちといつも共に暮らしている一太郎

あちらこちらから縁談の話が・・・。

人である一太郎。

齢千年以上の妖たちとは、訳が違う。

一太郎が結婚するとなると、

妖たちは、どうすれば・・・。


手代である兄や、仁吉、佐助、

沢山の鳴家たち、屏風覗きにお獅子、守狐、

貧乏神に鈴彦姫・・・。

長崎屋を出ることになるのか・・。


その時、妖たちが幼い時分から見える於りんちゃんが来て。

一応、一件落着。

なのだが・・。



いつまでもいつまでも続いていくことは叶わない現実

人と妖の暮らしの違いを、少し寂しく感じる章でした。



すべての神様の十月 小路幸也 [作家さ行]

すべての神様の十月
著者: 小路幸也
出版社: PHP研究所
価格: ¥ 1,512
発売日: 2014/06/21


死神、貧乏神、九十九神、福の神・・・。

日本伝来の神様たち。

その実態はいかに。


長い年月を経たお釜。

九十九神が、見守る家族。

おばあちゃんのそのまたおばあちゃんの時代も知る。



大丈夫、大丈夫だから。



母の病気に、ふさぎ込む間もなく、

与えてくれたであろう朗報。



不可思議な物事、出会い

そっと見守り、そっと援護してくれている。




ファンタジックな神様たちの10月






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