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終わりなき夜に生まれつく 恩田陸 [作家あ行]


終りなき夜に生れつく

終りなき夜に生れつく

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/02/20
  • メディア: 単行本



夜の底は柔らかな幻」←感想のスピンオフ短篇集。
独特な異世界ファンタジーへの入り口。
これだけ読むと、わからない点が多いかもしれません。
あわせて、「夜の底は柔らかな幻」をおすすめします。



特殊能力「イロ」を持つ者たち。

残虐な殺人者となる彼らの過酷な過去。

不審な力の存在を確かめようと、

一連の殺人事件を追う記者が見たものは。。。



入国管理官になる為に、

葛城に課された試練は、

心身共に破壊されるがごとく、

想像を絶するものだった。



すべて、「在色者」であるが所以の運命。

力は、限りない夜を超え、

はるか先へと続く。

強力な進化を遂げながら・・。







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六番目の小夜子 恩田陸 [作家あ行]





恩田陸さんの作家デビュー作。
第3回日本ファンタジーノベル大賞
最終候補作にもなった作品です。
謎が、怖さを引き立てます。



代々、学園に伝わる奇妙な習わし。

三年に一度、サヨコになる者が伝統を受け継ぐ。

転校生として学園に津村沙世子が来たのは偶然か。


渡された鍵は、サヨコとして選ばれた証。

2つの鍵の謎。

今年は、「六番目の小夜子」が開催される。


楽しいはずの学園生活に、

突然、姿を現す漆黒の闇。

抗えない力が、存在する。


誰も、触れてはいけない。









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蜜蜂と遠雷 恩田陸 [作家あ行]

蜜蜂と遠雷
著者: 恩田陸
出版社: 幻冬舎
価格: ¥ 1,944
発売日: 2016/09/23


第156回直木賞、2017年本屋大賞、W受賞作品。

さすがです。凄いです。



臨場感あふれる突き抜けた空気感。

楽曲の背景に、広大な情景と、

高まりの先にある極地を見る。

選ばれた者たちの、与えられた使命。

繊細だが、大胆な、最高の音楽の解放。


芳ヶ江国際ピアノコンクール。

尊大なる音楽家ホフマンが送った「ギフト」は、

彼が一目置いた存在である「風間塵」。

各地を移動する養蜂家の子である。


かつての天才少女。

母の死後、ピアノから遠のいていた「栄伝亜夜」


完璧な技術、音楽性を持ち、

音楽の新しい未来を目指す「マサル・C・レヴィ・アナトール」


多くの天才コンテスタントが、第1次、第2次、第3次、

そして本選を争う壮絶な闘い。


音楽界を揺るがす存在を前に、

先人たちは、驚愕し戸惑う。

しかし、誰もが彼に惹かれ、引き込まれていく。


彼の演奏は、気弱になっていた亜夜に絶大な影響を与える。

演奏を通じて見える世界、

辿り着く音楽の極地の共有。

選ばれた者に課された音楽の伝承と、

これからの切り開く未来。


音楽界への挑戦状。

彼は、最高の「ギフト」と化す。



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何様 朝井リョウ [作家あ行]

何様
著者: 朝井リョウ
出版社: 新潮社
価格: ¥ 1,728
発売日: 2016/08/31


最近、多忙というか、体力の低下というか・・・。
なーんて更新してない言い訳(;´д`)トホホ

・・・
以前読んだ「何者」とは違い、
迷える若者たちの短篇集になっています。

他人の目線、自分の目線。
他人の感覚、自分の感覚。

それぞれの価値観によって、
ずっと悩んできた事が、
ある時、フッと軽くなる。

立ち位置が変わると、見方も変わる。

自分は、何者なんだろう。


心の中で、繰り広げられる、
自分だけの世界観。

ある日、他人との距離が近くなった時、
新しい光と共に、
視界が開けるのかもしれない。





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アンマーとぼくら 有川浩 [作家あ行]

アンマーとぼくら
著者: 有川浩
レーベル: 講談社
価格: ¥ 1,620
発売日: 2016/07/20


北海道と沖縄。
遠くて、気候も全く違う土地だけど、
僕にとっては、どちらも故郷。

北海道で、リョウの母は、幼い時に亡くなった。
その後、沖縄で父は再婚した。

受け入れられない現実。
新しいおかあさんに、辛く当たった。

後悔と共に、当時を振り返り、
大人になった今、沖縄の地を踏む。

ガイドだったおかあさんと沖縄の地を巡る。
観光名所の他、父との思い出の場所、
三人の思い出の場所。

過去の記憶、運命の要所に現れた謎の青年。
それは、今の僕・・・。

思い出を辿る僕。

幼い自分。

何かがおかしい。


豪快で人懐っこいようで、
恐がりの寂しがり屋、子供のようだった父。

その父も、僕が14歳の時に事故で亡くなった。

その地におかあさんと今、立っている。

大学進学と共に、沖縄を離れ、
あまり里帰りはしなかった。

もっと、会いに来ればよかった。

おかあさんの笑顔は、
後悔の気持ちが解かれるくらいに、
輝いていた。


神聖な地からの力。

与えられた貴重な時間。



ありがとう。






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八月は冷たい城 恩田陸 [作家あ行]

八月は冷たい城 (ミステリーランド)
著者: 恩田陸
出版社: 講談社
価格: ¥ 2,484
発売日: 2016/12/20


先日読んだ「七月に流れる花」と同時期の物語。

林間学校への招待状をもらった光彦。
みどりおとこへの不信感を持ちながらも、
列車を降りる。

光彦を含め男子4名、
いづれも自分の置かれた位置を心得ていた。

辿り着いた城で起こる出来事は、
皆を恐怖に陥れる。

首の折れた4つのひまわり、
時折どこからか感じる視線、
そして、闇に潜む鎌を持つ影・・・。

誰か別な何かが潜んでいるのか。
それとも・・・。

3回の鐘の音と、お地蔵様。
それぞれの悲しみを経て、
明かされる衝撃な事実。


みどりおとこの正体は・・。

振り返らずに。

もう、夏は終わる。



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七月に流れる花 恩田陸 [作家あ行]

七月に流れる花 (ミステリーランド)
著者: 恩田陸
出版社: 講談社
価格: ¥ 2,484
発売日: 2016/12/20


19日、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎刊)が、
第156回直木三十五賞を受賞しましたヽ(‘ ∇‘ )ノ
受賞作品は、まだ読んでいないのですが。(^。^;)

その後、出版されましたこちらの本は
「八月は冷たい城」 と同時出版であります。
相互に結びついている内容のようです。

ルビ付児童書でとても読みやすく、
流石の恩田節!情景描写がとても上手く、
物語の中に吸い込まれていきます。
面白かったです。

転校生のミチルが出会った不可解な「みどりおとこ」。
渡された林間学校への招待状は、
選ばれた者だけの決して断ってはならない案内だった。

古城でのルールは、鐘の回数によって速やかに集合する事。
3回の場合は、お地蔵様にお参りに行く。
お地蔵様の後ろにあるミラー。
お参りするミチルたちが映る姿は、
とても不可解だった。

謎の多い女子6名の共同生活。
ある日、一人がいなくなった。
さらに見つけたハトの死骸。

何も知らないミチルは恐怖を覚える。


この場所とは・・

ここに居る意味とは・・・






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陸王 池井戸潤 [作家あ行]

陸王
著者: 池井戸潤
出版社: 集英社
価格: ¥ 1,836
発売日: 2016/07/08


半沢直樹シリーズや、下町ロケットに並んで、
池井戸節炸裂の作品でした。
面白かったです。

老舗の足袋業者である、こはぜ屋。
100年、暖簾を守り続けてきたが、
時代の波には勝てず、衰退の道を辿っていた。

社長の宮沢は、新規事業を立ち上げる。
ランニングシューズの開発。
本来の走りを追求した、足にやさしいシューズ。

しかし、資金調達、シューズのノウハウなど前途多難。
実績のない零細企業は、大手の足元にも及ばない。

そんな中、様々な仲間の伝手で、
技術的にも、製品の品質的にも最強の仲間が加わる。

苦労に苦労を重ね、出来上がったシューズ「陸王」

走りの怪我で悩んでいた茂木に、
履いてもらいたかった。


義理人情、献身的なサポート、
努力を積み重ねて作り上げた「陸王」

対して、営利だけを考えている
大手アトランティスのシューズ「RⅡ」



選手たちの走る風景、
熱い思い、
そして、茂木の復活。

感極まる情景に、
様々な思いが交錯する。





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今はちょっとついてないだけ 伊吹有喜 [作家あ行]

今はちょっと、ついてないだけ
著者: 伊吹有喜
出版社: 光文社
価格: ¥ 1,620
発売日: 2016/03/17


四十九日のレシピ」で有名な伊吹さんの最新刊。

伊吹さんが描く情景描写がとても好きで、
自分がその場にいるように感じる風景だったり、
静けさ、切なさなども共に、身近に感じられます。
「風待ちのひと」 「ミッドナイト・バス」 は、特に感じました。

今回の小説は、前2作と少し違っていて、
日常の描写を、もっと身近に感じます。

過去と現在の差、そのしがらみや、
挫折してしまった現状から、
一つのきっかけにより、
一歩を踏み出す。

人生、どん底の時は皆あります。
そこから一筋の光を見出し、立ち上がります。
絶対、運気は切り替わります。


かつてネイチャリング・フォトグラファーとして、
世界を旅して、一躍脚光を浴びた立花浩樹。
事務所社長の負債を肩代わりする羽目になり、
全てを失った。

ある日、母がいる病院で、写真撮影を頼まれる。
悲壮感や、昔とのギャップに戸惑いながらも、
忘れていた小さな感覚が、生きる光となって、
手元から伝わってきた。

上京し、住み始めたシェアハウス。
出会うべくして、集まる人々。
皆、人生に挫折し、現状を打開したかった。

それぞれの役割が効果を生み出し、
浩樹と共に、歩き出した。



容赦ない社会。
知識、才能があっても、
上手くいかないことがある。

「運」の采配は、実際あると思う。
でも、行けなかった道を悔やんでも仕方ない。
新たに進む道が、
きっと自分の進むべく道。





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花が咲くとき 乾ルカ [作家あ行]

花が咲くとき
著者: 乾ルカ
出版社: 祥伝社
価格: ¥ 1,728
発売日: 2016/03/10


久々に、面白い小説を読みました。

人間の弱さ、そして強さ。
赦しと、成長。
老人と、子どもの運命的な道。



隣に住む老人佐藤北海は、
僕にとって、やるせない心の覗き窓だった。

北海の指は2本ない。
指跡から漏れ出るどす黒い気は、
何なのか。

北海が大事そうに見守る樹の花芽を削り、
北海の様子を見、
色を確認した。

ある日、完璧主義の両親から逃れ、
家を出る事にした。
そして、北海が出かける先について行くことにした。

北海が行く先は、興味深かった。
ただの好奇心だった。

北海と共に北海道から九州へ。
様々な土地や、人との出会い。
そして、北海の過去を知り、
徐々にささくれて立っていた僕の心は、
色を変えていった。

黒く見えていたのは、
自分が生み出していただけだったのだ。

小学六年の僕は、
大人の強さ、
北海の強さを知った。

本当の強さを。





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